大腸ポリープ・大腸がん
大腸ポリープとは、大腸にできるイボ・しこりのようなもので、40歳を過ぎるとできやすくなると言われています。多くは腺腫と呼ばれる良性の腫瘍ですが、そのまま放置を続けるとがん化するものもあります。
症状について
大腸ポリープは、初期の段階では自覚症状がほとんどありません。
3〜4センチほどの大きさになってくると、症状として血のついた便が出る場合がありますが、痔と自己判断してしまい症状が重くなる場合がありますので、注意が必要です。
大腸ガンの場合、お腹が張った感じがしたり、下痢や便秘が交互に起きる場合がありますので、そのような症状が出てきた場合は注意が必要です。
確実に病気を発見するには大腸内視鏡検査
大腸ポリープを疑う検査の中で、もっとも一般的なものは便潜血検査です。
この検査は採取した便に血液反応がないかを調べるもので、患者様の負担もほとんどないため、検診の際のふるい分けとして広く行われています。
しかし、あくまで便の血液反応を調べる検査のため、出血を伴わない初期のポリープを発見することができません。
反対に便潜血検査で陽性反応があった場合でも、実際は痔による出血が多く、大腸ガンが見つかる割合は100人中3人程度と言われています。
大腸内視鏡検査であれば、カメラを通じて直接大腸内を観察することができるため、確実に病気を発見できますし、ポリープが見つかった場合はその場での切除も可能です。
気になる症状がある方や、40歳以上の方でまだ検査を受けた事がないという方は、一度検査を受ける事をおすすめ致します。検査をご希望される場合は、内視鏡検査の経験豊富な医師がお話をお伺い致しますので、まずは一般外来までお越し下さい。
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